不定貫商品のEC

不定貫商品の通販ってどうするんだろうと思ったら、結構あたりまえに行われていたのでビックリした。

ハモンセラーノ(生ハムの通販)

不定貫」というのは、1製品あたりの重量が決まっていないもので、スーパーの精肉コーナーで、豚バラブロックの全パックで重さと値段が違ってるアレのこと。

これを通販するには、スーパーの売場のバーチャル化ということで、商品アイテムとして「ブロック320g 640円」、「ブロック290g 580円」みたいに用意しないといけないかと、まずは考えた。でも、重量が決まった商品が並べられるということは、要するに在庫が確保できているということ。在庫リスクがあっては、メリット無いからおいしくない。却下。

在庫を持たないためには、「豚バラブロック 2円/g」という商品アイテムを用意して、それをどのくらいの分量だけ買うか指定させる形式にすれば良いか。これは、街のお肉屋さんの対面販売のバーチャル化。けれども、極端な話、ブロックを2gで売るわけにはいかないわけで。ブロックは、ブロックとして売りたいから、これもダメ。

仕入れてみるまで、量も価格も不透明な商品を、どう商品アイテムとして扱うのか。そんなことできんのかと思ったら、世の中もっと曖昧で良いみたい。平均重量と平均価格でもって、カートに入れてもらう。仕入れた時点で、重量と価格が決定して、それで精算しようという。それで良いのか。よほど金額差がなければ不問なんだろう。

不定貫とは言え、ある程度、誤差の範囲が見えているからこそできるんだろうな。さすがに、仕入れたらいくらになるか見えない商品を買う人ってのは、いないだろう。でも、そういう商品アイテムのある通販も存在するのかな?